ココロスケープ5周年企画

ココロスケープ5周年企画

ココロスケープ5周年を記念して、これまでにココロスケープを体験された皆さんの「気づき」や「行動意欲の変化」を質的に分析し、「ココロスケープ体験で何が起こるのか?」 を明らかにしました。



【方法】

Strauss & Corbinのグラウンデッド・セオリー・アプローチ(ジュリエット コービン、アンセルム ストラウス著、操華子・森岡崇訳『質的研究の基礎:グラウンデッド・セオリー開発の技法と手順』第3版、医学書院、2012年)を参照しながら質的分析を行いました。

Step.1
2020年8月~2025年4月にかけて開催したココロスケープ全27回(延べ166名が参加)の終了後アンケートより、自由記述を収集しました。

Step.2
参加者の語りや表現を意味のある短い文章でそのまま抽出し、348種類のインビボコードに整理しました。

Step.3
インビボコード間の関係性を分析し、6種類のカテゴリーと、18種類のサブカテゴリーを生成しました。

Step.4
カテゴリー同士の関係性を統合的に整理し、理論的な構造を導出しました。



【分析結果】

導き出されたコアカテゴリーは、「支えの可視化と共鳴によるエンパワメント循環」 でした。

①多様な参加動機
好奇心、自己理解への関心、友人・知人からの紹介など、さまざまな理由で人々が集まります。

②安心できる環境とプロセス
リラックスできる会場設計や、カードを使った言語化のプロセスが整えられています。

③深い内省を促すきっかけ
ファシリテーターの関わりや、“偶然の一致”を感じるシンクロニシティが、参加者の内面を深く掘り下げます。

④支えの可視化と共鳴
個人の内省によって「自分を支えるもの」が見える化され、その実感が対話を通じて他者と響き合います。

⑤情緒的回復と行動意欲
フロー感、前向きさ、感謝といった情緒的な回復感が生まれ、「また参加したい」「日常で試したい」という行動意欲へとつながります。


【結論】

ココロスケープにより、多様な動機をもつ参加者が「自分」と「支え」を再発見し、エンパワメントされていくプロセスが確認されました。


【参考】

参加者の声(代表的なインビボコード)をストーリーライン(分析結果)に沿ってご紹介します。



【おわりに】

今後も、ココロスケープをより多くの方々にお届けできるよう、心を込めて活動してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。